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ボーイズラブの本・漫画・CDの高価買取店は?

BL本・漫画と同人誌に違いはある?

書店で販売されているBL本や漫画と、同人誌との違いについてまとめてみました。
BL買取を利用する際にも関わる点なので、申し込み前に確認しておきましょう。

BL本や漫画とBL同人誌は何が違う?

出版社を通しているのが「商業誌」

「BL(ボーイズラブ)」とは、男性同士の同性愛をテーマに、女性向けに描かれた作品の事を指します。

書店でも見かけますし、また同人誌としても販売されているため、その区別がどこでされているのか一見すると分かりにくいものです。

書店で販売されている本や漫画には「商業誌」という分類がつけられており、この定義は出版社を通して発刊しているか否かで分けられています。

例えば有名なBL本や漫画で言うと、テンカウントは「新書館」、エスケープジャーニーは「リブレ出版」、虎穴ダイニングは「プランタン出版」、よるとあさの歌は「竹書房」などが挙げられます。

出版社は企画や編集などの他、自社で発刊するBL本や漫画をより多くの人に読んでもらうために広告宣伝を行ったり、書店への営業、新しい書籍の図書登録などを行います。

つまり、BL本やBL漫画を作る過程から読者の手に届けるまで、すべての部分に関わっているのです。

作者はBL本や漫画を作るのに一切お金がかからない代わりに、出版社を通して出した発行物の複製・販売の権利は、出版社が持つことになります。

自費出版しているのが「同人誌」

商業誌とは違い、出版社を通さずに発刊しているBL本や漫画を「同人誌」と呼びます。

同じ志を持つ人同士が集まり、お金を出し合って全て自分たちで作っているため、出版社のしている仕事は全て個人で行っている事になります。

BLの同人誌には、キャラクターから内容まで全て自分で考えている「一次創作」と、既存のBL作品のキャラクターを使った「二次創作」とがありますが、同人誌という言葉にはどちらも含まれると考えるのが一般的です。

出版社の様に他者の介入がないので、自分の好きな作品を好きなように作れるというのが最大のメリットで、利益や需要、思惑などを抜きにして、作者の思い通りの作品が完成します。

その代わりに、発行物に対する責任は全て作者が負う事になります。

出版に際して必要な費用は全て自分で負担しなければなりませんし、販売ルートを確保するのも自分たちで行います。

そのため、サークルという形で複数人で費用を出し合って作るパターンが多く、コミケ(コミックマーケット)の様に広く多くの人に同人誌を販売できる場所が人気になっているのです。

「商業誌」は売れても「同人誌」は売れない!?

BL買取を行っているお店では、商業誌として出版されているBL本や漫画は売れても、同人誌は売れないというパターンが多いのが現状です。

なぜかというと、「BLの宅配買取を使う時に注意したいポイント」でも挙げている様に、自費出版であることが関係しています。

同人誌は商業誌と違い、「売りたい」という営利目的というよりは「好きな様に作りたい」という考え方が多く、市場の需要とは相反する場合も多々あります。

買取られたBL本や漫画は中古として再販されるため、買い手のつきにくい作品は売りづらいことから、買取ってもらえないという事があります。

また、自費出版は出版社を通していないため、全ての責任を個人またはサークルが取らなければなりません。

万が一、何らかのトラブルが発生した時に、出版社という企業であれば責任を負えるだけの力(対応力や経済力など)がありますが、サークルや個人となると責任を負えるだけの力がないことが考えられます。

中古として流通・販売させる以上、買取店としても責任の持てる出版物でないと取り扱いたくないというのが本音ですので、この点からも同人誌を買取っていないお店が多いのです。

同人誌は絶対売れない訳じゃない!

ここまで聞くと、同人誌はどこのお店でも売れない様な気がしますが、実は限られたお店にはなるものの同人誌を買取ってくれる店舗も存在します。

同人誌の買取を積極的に行うお店として有名なのが、「駿河屋」です。

駿河屋は、サブカルチャーと呼ばれる一部に人気の高いニッチなジャンルの買取に強く、個人出版の同人誌も売れる数少ない買取店です。

今や、このサブカルチャーが日本の文化として世界中から注目を集めており、さらに経済を支える一助にもなっています。

全体的なお店の評価としては、買取成約時に手数料がかかってしまったり、30点以上の点数制限が設けられていたりと多少使いづらさはありますが、それでも同人誌を売れるお店が非常に少ない中でその需要や今後の期待値を評価している駿河屋は、BL買取の中でも先進的なお店と言えるでしょう。

しかも、決して買取価格が安い訳ではないので、同人誌を売りたいという方は利用してみることをおすすめします。

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